
Disk1
評価の別れるレコード
SACDでの視聴。
美しく線の細い演奏。とも言えるし情熱的とは遠いところにある演奏。とも言える。
諸刃の剣の際どい演奏だと思う。
ヴァイオリンの音が細いのは彼女の音なのか?録音のせいなのか?
これ以外で彼女のディスクをもっていない・実演も聴いた事が無い
私にはわからない。評価がわれそうなディスク。
至高の名曲への兆戦
まずこのCD、録音は文句ない。S/N比が高く、ダイナミックレンジが非常に大きいため、普通の部屋で聴くには音量の調節に少々苦労すると思われる。残響は多すぎず、個々の楽器の分解度も高くて、オーディオファン向きの優秀録音盤というのも納得できる。
さて、肝心の演奏は、諏訪内さんの個性がよく現れた演奏といえる。深みのあるボウイングで、どちらかというと粘っこい音を聴くと、ドルフィンという楽器があの切れ味鋭いハイフェッツよりも、彼女によってより生かされているのではと感じずにはいられない。尤も、ハイフェッツはドルフィンを録音用には殆ど使っていなかったらしく、どのような音を奏でたかは知る由も無いのだが。
それはさておき、トータル的には、個々の旋律を大切にするあまり、曲全体の流れが多少悪いのが残念、勢いで流すところは流しても良いのでは、と素人ながら感じてしまうところ少なからずあり。ここの所はオケの技量も多少はあるものと思われる。このオケ、音は綺麗なのだが・・。名だたる世界のバイオリニストの名演の中では、少し影が薄くなってしまうのは仕方ないか。
一方でウォルトンはなかなかの演奏である。実は諏訪内さんは技巧派だったのかと思わせるほど、難解なパッセージも軽く弾きこなし、それでいて何より息切れしない流れの良さが、こちらにはあるのである。 という事で、ウォルトンと併せて、☆4つです。
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