
Disk1
個性が前向きに活かされた演奏
エリアフ・インバル指揮フランクフルト放送交響楽団の演奏するブルックナーの交響曲第6番。1988年の録音である。交響曲第5番では若干マイナスに働いた感傷的な表現が、ここではプラスに転じているようではある。録音も、インバルの他のディスクに比べ残響が比較的に抑え目で、各楽器の音を明晰にとらえているが、それも良いようだ。ただ、第二楽章などでは、雄大に吹かせる金管が間合いを潰しているような感もしなくはない。後半の二楽章は颯爽としていて素晴らしい。特にスケルツオの低弦の響きがいい。
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