
Disk1
ヴィオラの花園
前作「ヴィオラ・ブーケ」は愛すべき小品集でしたが、このアルバムは既に
その域を超え、ヴィオラのリサイタルをまるまる二夜聞くような広がりと
密度があります。花束じゃなくて花園ですね。
このアルバムの特徴は、ヴィオラ四重奏のためのシャコンヌ(原曲も別トラックに
入っています)もさることながら、主にイギリス系の作曲家が採り上げられている点に
あります。バッハ以外は全てイギリス系の作曲家で、独特の空気感や陰翳を、
微妙な音色の変化と細心のアゴーギクで描き出して行く今井信子の妙技が楽しめます。
特にクラークのソナタは、これだけでもアルバムを買う価値がある程の名曲・名演です。
今井信子はヒンデミットの無伴奏でも名演を残していますが、ここでも
バッハとペニリオンで気魄のこもった音を聞かせてくれます。
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