
Disk1
このアルルの女、従来の演奏とは全く違います。
安っぽい奇をてらった演出と対極の、彼の研ぎ澄まされた感性(イマジネーション)と洞察力の成せる技と言うべき優れた出来ばえです。
あの静寂と緊迫した雰囲気の中で、息もつけないほどの流れる展開。
誰がこのような演奏を予想しましょうか。専門家の方のレヴューに"木管セクションの軽妙洒脱な歌いまわし"とありますが、うまい表現です。言葉に言い表せないのがもどかしい程この演奏は傑出しています。
アルルの女を何枚も持っている方にも、例えカラヤン嫌いの方であっても、このCDだけは是非耳を傾けて下さい。私のように彼への考え方が変わる筈です。
この衝動はグレングールドのベートーベンピアノソナタを聴いたときよりも、インバルのロマンチックを聞いたときよりも、ホロウィッツの演奏に出会った時よりも、私の中に感動と衝撃を与えました。
演奏もデジタル録音、ご存知ベルリンフィルとの組み合わせ...最高です。