
Disk1
Disk2
Disk3
これは名盤! 天敵アーノンクール唯一の?
アーノンクールのベートーヴェンは全く趣味ではない。いや、ブルックナーもモーツァルトもバロックもほとんど全ての演奏を好まない。だいたい彼のブルックナーなんぞを褒める人がいること自体が信じられない。他も同断。
ところがである。このコンチェルトは誠に好ましい。エマールはクールな演奏。タイプとしてはアファナシエフのズブズブのほうが好みなのだが、そのアファナシエフ盤(これは酷かった)より断然こちらのほうがよい。最新録音ではベストワンの全集だ。アーノンクールの巨匠かつ前衛ぶるポーズも気にならない。ベートーヴェンの音楽の素晴らしさが直截的に現れる。
ツィマーマン&バーンスタイン盤やホントの巨匠たち(バックハウス、ルービンシュタイン、アラウ)と比べても今は本ディスクに手が伸びる(一過性のものである可能性はあるが)。
1番など、この曲の本当の魅力を初めて明かしたとさえ言えるのではないか? アルゲリッチ&シノーポリも相当な名盤だったが、深刻ぶったシノーポリが鬱陶しくなりだした。その点、あっけらかんとしたアーノンクールの伴奏はかえってすがすがしく、颯爽とした若きベートーヴェンを堪能させてくれるのだ。
数年前に輸入盤で購入して以来、愛聴しているが、2008年になって国内盤が出たようだ。これは当時話題になったのだろうか。強く押したい。アーノンクール唯一の名盤!
ピリオドとか現代オケとかの講釈はどうでもよろしい。
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