バルトーク:管弦楽のための協奏曲 通販

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バルトーク:管弦楽のための協奏曲

バルトーク:管弦楽のための協奏曲
  • バルトーク:管弦楽のための協奏曲
  • ライナー(フリッツ)
  • BMG JAPAN
  • CD
  • Hybrid SACD
  • 売り上げランキング カテゴリ中 3297位
  • オススメ度:
  • Music (2004-12-22)
  • 定価¥ 2,100(税込)
  • 価格:¥ 1,995(税込)  5%OFF
  • 通常6~9日以内に発送

   ハンガリーの首都ブダペストに生まれ、1922年に34歳でアメリカに渡った名指揮者フリッツ・ライナー(1888-1963)にとって、深い友情関係にあった同郷の作曲家バルトークの作品は、彼の最も得意とするレパートリーであった。不遇にあったアメリカ時代のバルトークに温かい尊敬の念を持ってもてなし、数々の初演・アメリカ初演を行うなど、最大の理解者と言ってもいいだろう。その録音はいまも貴重である。

   1950年代のステレオ初期に録音されたこの演奏は、特に「管弦楽のための協奏曲」(1955年録音)ではライナー独特のオーケストラ配置を反映して、コントラバスとヴァイオリンは左のスピーカーから、ヴィオラと金管は右のスピーカーから聴こえてくる。このステレオ感は効果的だ。引き締まった精力的で筋肉質な響きは、実に新鮮であり、呼吸する皮膚のようなエロスさえたたえている。ベルリン・フィルともウィーン・フィルとも違う、まぎれもなく究極的な別のオーケストラがここにはある。「管弦楽のための協奏曲」の最終楽章など、オーケストラの圧倒的な技とアンサンブルの冴えに眩暈がするほどだ。半世紀も前の録音とは信じがたいクオリティの高さである。ざくざくと推進する弦楽の感触が生々しく、ブラスは朗々と鳴り響く。たまらない快感だ。最後の「ハンガリーのスケッチ」は哀愁漂う素朴なメロディにほっとさせられ、いい余韻を残してくれる。(林田直樹)

Disk1

  1. 管弦楽のための協奏曲Sz.106
  2. 弦楽器,打楽器とチェレスタのための音楽Sz.106
  3. ハンガリー・スケッチSz.97 ※〈CD/SA-CDハイブリッド仕様〉

アマゾンカスタマーレビュー

ライナーのバルトーク挽歌

 バルトーク演奏としては極めて特殊なポジションにあるものである。
 「オケ・コン」も、「弦・チェレ」も、名演に恵まれた曲と言える。ハンガリー出身の指揮者としてはショルティやドラティ、そしてスタンダードな名演としてはブレーズのものが決定版といってもいいが、このライナーの演奏はそのどれとも異なるものである。その理由は、「ハンガリー的な要素」すら排した、徹底的にライナー個人のバルトークへの思い入れに満ちているからである。その意味では誠に感情的な演奏とも言える。
 えてしてそのような演奏スタイルは、クラシックの場合失敗に終わるケースが多いが、ここではライナーの手兵シカゴ響の演奏能力と、ライナー自身のもともとの端正な演奏スタイル(新古典主義)が相俟って、信じられない完成度の高い演奏を生み出している。
 この演奏はバルトークと盟友関係にあったライナーただ一人しか生み出すことの不可能な録音であった。もう二度とこのようなスタイルの名演は出現しないだろう。これらの曲を最初に聴くならブレーズを薦めるが、演奏から受ける感銘はブレーズ盤とは比較にならない。