
とにかくカッコいいカラヤン
1966年のこの新世界は、とにかくカラヤンがカッコいい。何の迷いもなく一気呵成に突き進む。やはりこの時期のカラヤンがビジュアル的にも一番輝いていたように思える。こんなのドボルザークじゃないという方々も多数いるだろうが、そんな雑音に一切耳を傾けず、まるでスポーツカーをぶっ飛ばすようなこの演奏に、心から「ブラボー」と叫びたい。私の宝物のひとつだ。
ドヴォルザークの心底をのぞかす非常な作品
まず、64年の演奏に近いが、映像が伴って、カラヤン全盛期の
顔の表情までも演奏の表情に合わせると言う演出に舌を巻く。
木管群が甘さを出し、77年の強靭で正確無比な演奏や85年のやや無機的なVPOとの演奏とは比較にならない正直さがあり、情緒や摩天楼を見てロマンとセンチな感情などを感傷的に表したドヴォルザークの
心底が見え隠れする部分がこのビデオに再現できている点で
特筆されよう。非常にまとまったプレイで、テンポも速く、格調高い。
価値ある演奏である。
カラヤンのカジュアルファッションで指揮するのがまたかっこよく。
破格的で挑戦的だ。!!