ハイドン:交響曲集(第88番「V字」~第92番「オックスフォード」&協奏交響曲)
Disk1
- 交響曲 第88番 ト長調 第1楽章:アダージョ~アレグロ
- 交響曲 第88番 ト長調 第2楽章:ラルゴ
- 交響曲 第88番 ト長調 第3楽章:メヌエット アレグレット~トリオ
- 交響曲 第88番 ト長調 第4楽章:フィナーレ アレグロ・コン・スピーリト
- 交響曲 第89番 ヘ長調 第1楽章:ヴィヴァーチェ
- 交響曲 第89番 ヘ長調 第2楽章:アンダンテ・コン・モート
- 交響曲 第89番 ヘ長調 第3楽章:メヌエット アレグレット~トリオ
- 交響曲 第89番 ヘ長調 第4楽章:フィナーレ ヴィヴァーチェ・アッサイ
- 交響曲 第90番 ハ長調 第1楽章:アダージョ~アレグロ
- 交響曲 第90番 ハ長調 第2楽章:アンダンテ
- 交響曲 第90番 ハ長調 第3楽章:メヌエット アレグレット~トリオ
- 交響曲 第90番 ハ長調 第4楽章:フィナーレ アレグロ・アッサイ(拍手ありヴァージョン)
- 交響曲 第90番 ハ長調 第4楽章:フィナーレ アレグロ・アッサイ(拍手なしヴァージョン)
Disk2
- 交響曲 第91番 変ホ長調 第1楽章:ラルゴ~アレグロ・アッサイ
- 交響曲 第91番 変ホ長調 第2楽章:アンダンテ
- 交響曲 第91番 変ホ長調 第3楽章:メヌエット ウン・ポーコ・アレグレット~トリオ
- 交響曲 第91番 変ホ長調 第4楽章:フィナーレ ヴィヴァーチェ
- 交響曲 第92番 ト長調 「オックスフォード」 第1楽章:アダージョ~アレグロ
- 交響曲 第92番 ト長調 「オックスフォード」 第2楽章:アダージョ
- 交響曲 第92番 ト長調 「オックスフォード」 第3楽章:メヌエット アレグレット~トリオ
- 交響曲 第92番 ト長調 「オックスフォード」 第4楽章:フィナーレ プレスト
- ヴァイオリン、チェロ、オーボエ、ファゴットのための協奏交響曲 変ロ長調 第1楽章:アレグロ
- ヴァイオリン、チェロ、オーボエ、ファゴットのための協奏交響曲 変ロ長調 第2楽章:アンダンテ
- ヴァイオリン、チェロ、オーボエ、ファゴットのための協奏交響曲 変ロ長調 第3楽章:アレグロ・コン・スピーリト
- (エンハンスド)サイモン・ラトル・インタビュー&ベルリン・フィル演奏風景映像
アマゾンカスタマーレビュー
ラトルも聴ける
ラトルは現代クラシック音楽の旗手として、世界最高のオケと目されるベルリンフィルの首席指揮者として多用なディスクを制作し、世界中を飛び回っている。
それは当然なのだが、それがまさしく亡びつつあるクラシック音楽の象徴であるかに表象されるところが、ラトルらしくも思われてくる。
時に巨匠風、時に現代風、時に前衛風。いずれもが○○風であるところがミソ。様々な美学の混交であり、よいとこ取りでもあろうが、一言で言えば中途半端。
本ディスクのハイドンも、モダンオケによる新スコア演奏というところにそれは表れている。
とはいえ、このハイドンはよい!!! 評者は最近聴いたザンテルリンクのハイドン『驚愕』のライブ盤に深い感銘を受けたが、あれは別格。「ラトルも聴けるじゃん」
良い。しかし、やはりハイドンは古楽器の響きの方が…
ラトルのハイドンは、以前出たバーミンガム市響との交響曲集がモダン・オケながらとても良かったので期待して買った。実際、このCDも、これだけ聴いている分には良いと思う。交響曲第90番の終楽章が二つのヴァージョンで入っていて、「拍手ありヴァージョン」とされている方では、曲が終わったかのように見せて聴衆が拍手した後にまた曲が再開され、また終わったかのように見せて…というハイドンらしいトリッキーな曲のユーモアを存分に楽しませてくれる。(純粋に曲だけ聴きたい場合には「拍手なしヴァージョン」で聴けばよいが、やはりこの「拍手ありヴァージョン」の方が面白い。)ただ、例えば協奏交響曲を、これまで愛聴してきた鈴木・寺神戸・クイケンらによる古楽器小編成の演奏と比べると、どうしても音が重く厚ぼったく聞こえてしまう。古典派、とりわけハイドンの音楽には、やはり透明感があり典雅な響きを持った古楽器によるキビキビとしたテンポでの溌剌とした演奏の方が合っている気がする。