田部京子~シューベルト:ピアノ作品集
- 田部京子~シューベルト:ピアノ作品集
- 田部京子
- コロムビアミュージックエンタテインメント
- CD
- 売り上げランキング カテゴリ中 86138位
- オススメ度:

- Music (2007-10-24)
- 定価
¥ 4,200(税込)
- 価格:¥ 4,200(税込)
- 在庫あり。
Disk1
- ピアノ・ソナタ 第18番 ト長調 D.894 作品78≪幻想≫ I-Molto moderato e cantabile
- ピアノ・ソナタ 第18番 ト長調 D.894 作品78≪幻想≫ II-Andante
- ピアノ・ソナタ 第18番 ト長調 D.894 作品78≪幻想≫ III-Menuetto:Allegro moderato
- ピアノ・ソナタ 第18番 ト長調 D.894 作品78≪幻想≫ IV-Allegretto
- ピアノ・ソナタ 第13番 イ長調 D.664 作品120 I-Allegro moderato
- ピアノ・ソナタ 第13番 イ長調 D.664 作品120 II-Andante
- ピアノ・ソナタ 第13番 イ長調 D.664 作品120 III-Allegro
Disk2
- ピアノ・ソナタ 第19番 ハ短調 D.958 I-Allegro
- ピアノ・ソナタ 第19番 ハ短調 D.958 II-Adagio
- ピアノ・ソナタ 第19番 ハ短調 D.958 III-Menuetto:Allegro
- ピアノ・ソナタ 第19番 ハ短調 D.958 IV-Allegro
- 4つの即興曲 D.935 作品142 No.1:Allegro moderato
- 4つの即興曲 D.935 作品142 No.2:Allegretto
- 4つの即興曲 D.935 作品142 No.3:Andante
- 4つの即興曲 D.935 作品142 No.4:Allegro scherzando
Disk3
- ピアノ・ソナタ 第20番 イ長調 D.959 I-Allegro
- ピアノ・ソナタ 第20番 イ長調 D.959 II-Andantino
- ピアノ・ソナタ 第20番 イ長調 D.959 III-Scherzo:Allegro vivace
- ピアノ・ソナタ 第20番 イ長調 D.959 IV-Rondo:Allegretto
- 4つの即興曲 D.899 作品90 No.1:Allegro molto moderato
- 4つの即興曲 D.899 作品90 No.2:Allegro
- 4つの即興曲 D.899 作品90 No.3:Andante
- 4つの即興曲 D.899 作品90 No.4:Allegretto
Disk4
- ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D.960 I-Molto moderato
- ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D.960 II-Andante sostenuto
- ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D.960 III-Scherzo:Allegro vivace con delicatezza
- ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D.960 IV-Allegro,ma non troppo
- 3つの小品 (即興曲 遺作) D.946 No.1: in E-flat minor-Allegro assai
- 3つの小品 (即興曲 遺作) D.946 No.2: in E-flat major-Allegretto
- 3つの小品 (即興曲 遺作) D.946 No.3: in C major-Allegro
Disk5
- さすらい人幻想曲 D.760 作品15 Allegro con fuoco ma non troppo
- さすらい人幻想曲 D.760 作品15 Adagio
- さすらい人幻想曲 D.760 作品15 Presto
- さすらい人幻想曲 D.760 作品15 Allegro
- 楽興の時 D.780 作品94 I-Moderato
- 楽興の時 D.780 作品94 II-Andantino
- 楽興の時 D.780 作品94 III-Allegretto Moderato
- 楽興の時 D.780 作品94 IV-Moderato
- 楽興の時 D.780 作品94 V-Allegro vivace
- 楽興の時 D.780 作品94 VI-Allegretto
アマゾンカスタマーレビュー
最高のシューベルト
田部京子の代表作。第20番が好き。最高のシューベルト。
総合的に見て非常にレベルの高い曲集です。
自分の感想では
ソナタは星4〜5
さすらい人は星5つ
即興曲は星4つ
楽興の時は星4つ
です。
総合的には全体的に非常にレベルの高いものと考えます。
彼女のアプローチは、よくある内面への耽溺を全面に押し出すものではなく、
一歩置いた感じのいくらか地味で繊細かつ力強い表現が感じられます。
タッチ・テンポ共にかなり安定してますので、どれも聴いていて非常に心地よいです。
ただ、今回のディスクで聴く限り、彼女のタッチ・響かせ方などの音作りは、
スタインウェイではなく、ベヒシュタインかベーゼンドルファーで威力を発揮するのではないかと漠然と感じました。(特に即興曲D899の3番変ト長調など)
演奏はブレンデル、シフの系統に繋がる、楽譜を研究し尽くした理知的なシューベルトが楽しめる逸品と考えます。
21番のみ☆5つ
☆5つは21番ソナタに関しての評価。
シューベルトの最後のソナタには、アファナシエフのロッケンハウス盤(新盤はダメだ)や内田光子の名演があるが、田部のものが一番気持ちよく聴ける。まず、内田盤は凄すぎて精神的にしんどい。リヒテルなどより遥かに上であり、芸術的な追究はおよそ他の演奏者を寄せ付けない。その点ベストは内田だろうが、リスナーをも寄せ付けない気がする。
こういう物言いはいかがなものかと自分でも思うが、シューベルトの奇跡のような傑作にとって、もう少し「親しんで」聴ける演奏をと思ってしまうのだ。これは怠惰な精神のなせる業かもしれないが。
アファナシエフも内田に比べれば可愛げがある。まあ、それは内田より追究が浅いということでもある。
そこで田部だ。これは、いつでもいつまでも聴いていたいと思わせる名演なのだ。
田部盤には、偉大な作品を鬼の形相で追究する大ピアニストの影はない。ただただ、シューベルトの奇跡が、そして人間存在の悲しみが図らずももれ出てくる。内田のは、その悲しみが実存的な苦しみにまで達する。繰り返すが、しんどい。しかし、それは決してやり過ぎということではない。聴く者の心の弱さの現れであろう。
偉大な演奏は内田のほうである。しかし、心弱き凡夫の一リスナーである評者には、内田のあまりに深い追究は正直言って辛い。
田部の21番を推す。しかし、これ以外はそれこそ平凡である。他にいい演奏がある。
よって、このセット化はあまりよろしくない。単品で求めるべきであろう。