
大人が見て学ぶ作品
劇場で観た時はイマイチで、その時にレビューで評価するならば星3個くらいだった。
しかし、また見てみると素晴らしい作品なのだと再認識した。
一度目に見た時は
「ストーリーが短調でありきたり」
思っていたのだが見返してみて
「この作品は大人が見て学ぶ作品なんだ」
と思わされ、当時の自分がいかに小さい世界で観ていたのだろうと反省させられた。
いろいろ学ばされたが一番印象に残っているのが、「野球は一人でするものではない」ということ。
これは何も野球に限ったことではない。
もう使い古された言葉で、もっともありきたりな言葉の一つだ。
しかし今の社会で一番忘れられていて一番大切なことはこの一言に凝縮されているのではないだろうか。
今の社会には自分ひとりで何とかしようと、自分ひとりの利益のことだけを考えている人が多く社会全体の風潮だ。
しかしそれでいいのだろうか。
自分のことだけを考えるのではなく、他人のことも考えて行動する。そうすることで社会は良くなっていく。
そのことを大人は思い出さなければいけない。
そしてその心を子供に教えていくことで社会全体が良くなっていくのではないか。
この映画をみてそう思った。
微妙〜
私はこの映画を観る前からも不信感がありました。それは、脚本担当の土屋理敬さんが以前『キミキス』というアニメで散々だったからです。それには、メジャーの前の監督のカサヰケンイチさんもいたので、期待していたのですが。メインヒロインルートに進んで行ってるまではいいんですが、最終回の最後の最後に主人公がそのメインヒロインを振って他の女の子の所へ行った。そんな事になったら泣き崩れそうな子が、「そんな気がしてた。」と言っている。裏を突いたつもりなのかはしらないが、絶対におかしい。この映画だって、何あれ。肩を壊してまで投げぬいた理由が説明出来てないじゃん。ただ強い相手と戦いたかっただけじゃないの?原作及びTVアニメでは、横浜リトルとの試合でも、仲間を想いやりながらボロボロになりながらも頑張っていたのに。この映画では原作の良さを生かし切れていない。肩壊す時だってゴキッと痛々しいシーンの後に何か面白い事があるのかと思いきや、父親に励まされ、旧友に会い、終了。面白みがない。最後にもっと感動を盛り込んでいれば良かったと思います。でも、確かに序盤ではホロッときました。『キミキス』の最終回を観てなければ、この映画をもっと楽しめていたとおもいます。
ファンでなくても楽しめると思います。
原作に描かれていないストーリーですが、丁寧に作られていると思います。
やっぱりこれが吾郎なんだよね
横浜リトル戦で肩を痛め、謹慎中の吾郎。それなのに次の試合に向けて公園でピッチング練習しているところを茂野に見つかり、ブン殴られた吾郎(原作リトル編後半)。殴るくらいに心配してくれる茂野ってイイ男だよ! 当時はそう感じた。けれど、福岡で試合中に肩を壊し吾郎の選手生命は終わる…。『博多の豪腕茂野くん、無念のリタイヤ』という記事を見てショックを受けていた寿くん。
当時サンデーで読んでいた私は、「はー、また吾郎ムチャしたのかよ…。あんなに怪我に注意していながら、何で肩ぶっ壊したんだよ…。博多で何が起きたんだよ…」と気になってたまらなかった。
しかし、今作を見て納得した。吾郎は、博多に行ってもやはり吾郎だったのだ。チームメイトを熱く鼓舞し、彼らと一緒に目の前の試合に勝利することだけを考えている永遠の野球少年。怪我をしても、仲間のために無茶をし、自己犠牲を払ってもチームメイトとの約束を果たそうとする。ずーっとそうなんです、吾郎くんは。リトルでも、三船中でも、聖秀高でも、ずっと吾郎はこのスタンスなのです。そして今連載中のメジャー編でもそうなのです。
だから、今作の福岡編は、「ああ、やっぱり吾郎はどこへ行っても、あの熱い吾郎だったのだなあ」と、彼の一貫した生き様を改めて納得させられる、原作とも極めて整合性のとれた傑作だったように思います。
少し残念。
予告だけ見ると
神奈川トーナメントの途中で
三船リトルvs横浜リトルの再戦が実現するのかと思い期待したのですが、
本編を見ると両チーム同士の再戦は実現しなかった様なので
そこだけが残念でした。
あと、原作やTVアニメでは架空のプロ野球チーム名なのに
映画では実在のチーム名を使っているにも関わらず、
おとさんのいたチーム名だけ原作通りのブルーオーシャンズだった所に違和感を感じました。